池の水の注意点 イカリムシなどの寄生虫
池の水からミジンコを採取する際の注意点です。
池は自然のものですから、いろんな生物がいます。
寄生虫だって何がいるか分かりません。
有名なところだと、魚に寄生する『イカリムシ』だと思いますが、
聞いたことのある人もいますよね。
幼体の時は水中を浮遊しているのですが、魚にくっつくと成虫になることができます。
くっつくと、頭を魚の体内に突っ込み、その頭部が三又になります。
がっちりロックという感じなのでしょうか。。
このイカリムシは成虫になったということなので、卵も産めるわけで。
放っておくと、水槽内でイカリムシが増えてしまいます。
対処としては、このイカリのようになっている『三又』ごと、
人為的に引っこ抜かないといけないみたいです。
引っこ抜けずに、ちぎれてしまうと、再生してしまうらしい。。
自然界ならまだしも、閉塞的な水槽という場所で飼われている魚にとっては
身を守る術がないのかもしれませんね。
寄生虫を払いのけようと、全速力で泳いだりしにくいのかもしれません。。
人間が守ってあげないければ。。!予防が大事です。
外から持ち込まないように気を付けなければ。
池からのミジンコを飼育の水槽に投入した方法
最近ではイカリムシに対する駆虫薬も出ているみたいです。
でも、いるかいないか分からないし、お金がかかるし、
駆虫薬でミジンコも死んでしまったりしないのか
とかよぎりますよね。。
私は駆虫薬の投入はしませんでした笑 でも数年経った今、イカリムシなど発生せずです。
私が水槽に入れる前にやったことと言えば、『放置』です。
放置することで、イカリムシの幼生が死ぬのか?という疑問が出てきますが、
私は半年は放置していました。
どんな感じかというと、20リットルの水槽が1つ空いていたので、
そこにミジンコ入り500mlの池の水を入れてました。(でも、茶こしでこす方がより安全かと!)
生体は入っていなくて、他に飼育水や雨水が入った水槽という感じです。
(ミジンコは水質の変化には敏感ではなさそうなのです)
秋から春にかけての半年で、ミジンコもいい感じに増えました。(ミジンコの楽園。。)
私の池での採取方法は下記です。
持ち物
●1リットルペットボトルを半分に切って底面の方
●移動に便利な蓋つき500mlペットボトル
●虫メガネ(必要に応じて)
頃合い
春か秋の日が当たる暖かい日、時間
池では、ミジンコを中心に水を取りました。
秋だったので、落ち葉とかにミジンコはくっついていたりします。
割と浅いところにいるので捕まえやすいです。
暖かい晴れた日には大体そういうところに集まっています。
大きさは0.5mmから大きいもので2mmぐらいあります。(オオミジンコという種)
観察すると、左右の『手』見たいなものを上下にパタパタと同時に動かすことにより、
泳いでいるのが分かります。そんなに俊敏ではありません。
1リットルペットボトルを半分に切って底面の方を持参していくと、
すくいやすくてオススメです。
それを500mlに濃縮?して、連れて帰りました。
(捕まえると、底に沈んでいることが多いので、
上澄みを池に返すというのを繰り返す感じです)
一生懸命探すと夢中になって楽しくて、お子さんにもオススメです笑
持ち帰った水を茶こしなどで、何度かカルキ抜きの水で、ミジンコをこしてから
生体のいない水槽である程度増やすのがベストかもしれません。
(100均に売っている使い捨てのお茶パック)
私は500mlの池の水を、そのまま20l水槽に入れてしまいましたが。。
春先にメダカが活発になってきたら、餌として入れてあげたり。
可愛いミジンコには申し訳ないですが、メダカは凄く喜びます。
やはり生餌は全く別物で(粒状の餌とは異なり)、我先にと生き生きとした様子で捕食しますヨ。
寄生虫がいるかもしれないということを念頭に置いて、池でミジンコを狩りましょ。
狩って闇雲に金魚やメダカの水槽に入れないように、慎重にいきましょうね。
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