干からびて、死にそうな子亀を助ける
スーパーの帰り道。
あの服屋の前を横切って、近道で帰ろう~なんて足早に歩いていたのですが、
ん?
何かがコロッとひっくり返っている。。
4cmぐらいの、よくペットショップで売られているミニガメちゃんです。
足でツンとしてみると、わずかな反応。
もう死んでいるかと思いきや。。
今日は朝から暑い晴天。
現在、15時過ぎ。
川からは300mぐらいでしょうか。
その小さい足で歩いて、こんなコンクリートジャングルに来てしまったのでしょう。
「み…ず…..」
という感じですかね。
カピカピに乾燥してしまっています。
道端に落ちてたコーヒーの紙コップを拾います。(汚い;;)
スーパーに戻って、トイレに駆け込み、そこに水を汲みます。
先程の亀の場所に戻り。
素手で触るとサルモネラ菌が…なんて、衛生面を考えている場合ではありません。
手の平に水を溜めて乗せてあげます。
反応なし。
死んだのか?
とりあえず、応急処置にはなったのかな…
そこからせっせと早歩きで、川を目指します。
運んでいる途中で、前足で私の手を押してくる感じが一瞬だけありました。
気のせい..?
川はひと前には、そのまま簡単に河川敷に下りられました。
今は、氾濫防止のために、河川敷の埋め立てをやっていて、柵が設けてあります。
もう下りられる場所、ないのかな。。?
焦ります;;
投げたら水ポチャはしますが、そんな手荒なことはしたくない汗
河川沿いを歩いていくと、下りられる場所があり..!
ほっとひと安心!!
カメが口と鼻は出せるぐらいの、浅瀬に置きます。
甲羅にも川の水をたっぷりかけて。
かなり長い時間待ったのですが、少し動けるようになってきたみたいで、
鳥に喰われないよう、草が生えている辺りの浅瀬に移動しました。
人間に触られると恐怖なのか、またしばし動かなくなり、
もう一度動いた時には首をニュッと上に持ち上げた感じになりました。
目はまだ開けれないみたいで、つむったままです。
が、何か、モノ言いたげ..?
「感謝イタス」ぐらいでしょうか?(まだ子亀なのに?)
思わず、
「どういたしまして」と、声が漏れてしまいました笑
河原に納豆の蓋が落ちていたので、
拾って、鳥から隠すために、子亀の上にひさしのように置いて、
しょうがない、とりあえず、川の水で手を洗って、その場を去ります。
(サルモネラ菌がコワくて、川の水でいいからとりあえず洗う..笑)

外来種だけど見殺しにできなかった
正直、外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)と、分かっていました。
でも小さな命を見捨てることなんて、私にはできませんでした。。
そもそも外来種なんて人間が持ち込んでしまったものだし、
そんなこと言ったら、人間はどうなんだい?
いろんなとこを切り開いて、自分たちの棲む場所を拡大していって、
それで絶滅危惧種を動物園などで保護すればいいって?
外来種が生態系を脅かすのなら、人間だって同じだよぉ。
人間は殺されないのに、外来種は殺されないといけないなんて。
同じ動物のはすなのに。
そして、どうせこの人間がのさばってる地球だって、
いつか恐竜時代みたいに隕石が落ちて終わるのだったら、今だってほんの一瞬。 ←極論
感情を持ってしまった人間として生まれた以上、
外来種の子亀一匹の命ぐらい助けさせてくださいな。
結構、衰弱してたから、鳥に喰われるかもしれないし、
そのまま息絶えてしまうかもしれないし。。
と。自分の行動を勝手に正当化してみる..
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