【バードストライク】②相方のハトを誘導して、もう1羽が死んだことを伝える

 市役所との電話を終えて、後はこのままお任せしよう、と思い、ボーっとしていた時。

通路の反対の端の方に、キジバトが1羽下りてきたのです。
  
    あ…、キジバトは大体2羽で仲良くいるか…。

つまり、パートナーです。

きっと、道路側の高い木の上とかにいて、相方がアッチに行くのは見えたけど、
なかなか戻ってこないからと、様子を見に来たのか…。

そんなことが分かってしまうと、余計に辛い。

でも、下り立ったはいいものの、何故か道路の方に向かい(私の熱い視線が怖かったか?)、
てくてく歩き出そうとしていたので、
私は先まわりして、死んだハトのところまで誘導することに。

どんな反応をするのか…という関心もあったかもしれません。
でも、それより何より、教えてあげなきゃ!という思いに駆られて。

ちょっとしたやぶの中に入って逃げようとするも、私が先まわりして追いかけてくるから、
「何さ?」というような、怪訝な顔をしてコチラを見上げつつも、
その場所にようやく近付くことができ。

警戒して、飛んで逃げるタイプでなくて良かった。。
まぁ、この広場は人も多いし、この辺を縄張りとしていたら、人には慣れていると思いますが。

 それで、その子が1メートルぐらい例のハトに近付いたところで、
ようやく異変に気付いたみたいで。

さっきまで、追いかけてくる私の方をチラチラ見返りながら進んでいたのに、
死んでるハトに一直線で歩み寄りました。
私という存在どころではなくなって。

この2羽がパートナーだと思ったのは、やはり正解でした。

死んだハトの顔を覗き込み、周りをウロウロ。

ウロウロしたかと思ったら、急に死んでるハトの上に乗って、交尾行動をし始めたのです。

これには私もビックリ。
衝撃。お盛ん…。ひゃッ!!

思わず、少し距離をとって、柱のカゲに私は隠れましたが。(人も行き交うし…)

 でも、今思うと、彼らにとってはその行為が生きてる証なのかな、とか。
生きていることを実感できるというか。

 そして、やっぱり死んでいるので、相手は全く動かず。

「もう動かない」「死んでいる」ことを理解したみたいで、ハト1羽分ぐらい距離を置いて、
そこにスンと座った?、立ちすくむ?みたいな姿勢になりました。

 私はこんな状態になったキジバトを見たことがなくて、胸が締めつけられる感覚でした。
死んでしまった相手をちゃんと視界に入れつつ、死を受け入れようとしている姿。

微動だにしなくなったのは、この子もそうでした。

動きを止めて、ただただ、死と向き合う。

やっぱり、鳥にも悲しい気持ちは…感情は、
あるとしか思えない。
痛いほど伝わってくる。

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